8月末まで、コロナ禍にあってもお招きくださる諸教会への訪問をさせていただいておりましたが、8月～9月以降の全国的な感染再拡大の傾向に伴い、日程調整は難航し、結局9月と10月は教会訪問ができませんでした。派遣準備期間が限られてきたことに伴い、支援教会との日程調整と並行して新しい教会に打診をしてまいりましたが苦戦を強いられています。
来月は、現時点で2つの教会での奉仕が予定されています。また、一度ご奉仕がキャンセルとなり日程調整をお願いしている四つの教会と、四つの新しい教会で検討をお願いし、連絡をお待ちしています。なお10月17日（土）には近藤泉先生のご配慮でNY OB会（ZOOM）に参加させていただき、現状報告と支援依頼の機会を与えられ、感謝でした。
ビザ取得見込み状況
今年の3月以来停止されていた米国大使館でのビザ業務の一部がようやく再開され、9月1日にようやく11月20日（金）に面接の予約を確保いたしましたが、その後、大使館側の都合による計三回に及ぶキャンセル通知と再予約の繰り返しの末、現時点での面接予定日は12月10日（木）となっています。ただこれまでの流れからこの日程もいつ変更を余儀なくされるかは予想がつきません。改めてコロナ禍の中での困難さを痛感しています。米国大使館で実際に面接を行うことができた後にあらためてLMJ理事会にて、派遣時期についての検討と決定を仰ぐことになります。
引継ぎの状況
9月以降、毎主日、日本時間の深夜にNYめぐみ教会の礼拝にZOOMで参加させていただいています。9月27日、10月25日の両主日には歓迎礼拝で伝道メッセージをさせていただきました。また様子を知るために火曜日のZOOMバイブルスタディにも二回ほど参加いたしました。立石先生ご夫妻とは、今後、互いの都合を見ながらZOOMで引継ぎの打ち合わせをしていく予定で、第一回の打ち合わせは11月3日に行いました。次回は11月9日（月）の予定です。
NYめぐみ教会メンバーとの打ち合わせ
10月29日（木）日本時間の朝、立石先生ご夫妻、NYめぐみ教会のメンバーとともに、今後のことについてZOOMで打ち合わせを行いました。主に生活立ち上げ資金積立の現状と今後の財政支援の見込みなどについて情報と意見を交換いたしました。
生活立ち上げ準備金は、LMJの予算では250万円でしたが、現状は10月末時点で120万円程です。Voice120号において諸教会には献金の呼びかけをさせていただきました。今後支える会のニュースレター等での呼びかけも行い、応答してくださる教会・個人が起こされることを祈ってまいります。
一方、赴任時に実際どれだけの費用がかかるかについても情報交換をいたしました。
駐在員保険料一年二人分で約50万円ちょっと（一括前払い）が必要というのは想定内でしたが、賃貸住居に入居する際のDeposit（2か月分、約40万円の覚悟は必要とのこと）が意外と大きいことがわかりました。これに渡航費、渡航荷物運搬費、車購入費を加えると、まだまだかなり厳しいということを再認識させられました。
リッジウェイ教会では、邦人宣教への財政支援について、来年度の予算を審議するミーティングで議題にあげてくださることになりました。教会として審議していただけるだけでも感謝ですが、実現すれば大きな助けとなります。日本における継続支援に関しては、立石先生への支援が今後どれだけ笹川へ引き継がれていくかという点でまだわからないところもありますが、平均して月30万円を少し割る程度という水準が現在予想されています。なんとか宣教活動を維持していくためには、新規で支援してくださる教会がさらに起こされるように祈らなければなりません。
今後の見通しについて
現在デピュテーションを行いつつZOOMにてNYめぐみ教会を牧会しておられる立石先生ご夫妻が、来年1月より松見ヶ丘キリスト教会でのご奉仕へと移られるため、笹川が現地に赴くまではZOOM牧会という形を引き継ぐことになります。一刻も早い赴任を望む宣教地の声、流動的な米国大使館での面接日程、生活立ち上げ資金・支援財政基盤の不安等、さまざまな要素を鑑みながら、次回のLMJ理事会（11月28日）において、今後について検討されます。最終的な派遣時期決定については、実際に米国大使館での面接が無事終了した後となりますが、最善の時が主によって示されることを信じ祈ってまいりたいと思います。