このたび、リーベンゼラ世界宣教会(Liebenzell Mission International-LMI)が1990年より行ってまいりました在米(ニューヨーク)日本人宣教の働きを引き継ぐことになりました笹川雅弘です。2003年以来16年間奉仕してきた新潟福音教会での働きから今年の3月退き、4月より派遣準備の活動を開始いたしました。派遣教会は、NYマンハッタン郊外にある「ニューヨークめぐみ教会」で、来年春に、現宣教師(立石尚志師)の後任として遣わされる予定です。
現在、在外邦人の数は約135万人ほどですが、在外邦人の年間受洗者数は国内の年間受洗者数とほぼ同じで、国外での環境がいかに日本人宣教の好機であるかを物語っております。一方、海外で救われた日本人が帰国後日本の教会に馴染めず帰属する教会を持てないということも大きな問題として存在しておりました。NYめぐみ教会は数年で日本へ帰国する駐在員の受け皿であることもあり、この課題に取り組んでまいりました。NYで救われた日本人クリスチャンを日本へと送り出し定着させる働きを教会の使命として掲げ、今まで百名近くの方を日本の教会へとつなげてまいりました。この働きは実質、国内宣教ともいえるものです。
NYに派遣される日本人駐在員は、その後世界各国の都市へと異動になるケースも多く、NYで救われ弟子訓練を受けたクリスチャンたちは、日本人の救いのため全世界へと派遣されていくという側面もございます。世界各地の日本人駐在員もやがて帰国することを考えると、これは長期的には幅広い日本人宣教へとつながる働きであるといえるでしょう。
しかし絶えず信徒を日本そして世界へと送り出すというその使命の性質上、NYめぐみ教会の経済的自立は難しく、今まで、日本全国80を超える支援教会および個人支援者の祈りと献金によって、この働きは支えられてまいりました。この働きが継続されていくためには、どうしても皆様の祈りとご支援が必要です。来年春の派遣までの期間、ぜひともお声をおかけください。主日礼拝でも、祈り会でも、その他の機会でも、お招きいただければ喜んでお伺いいたします。今年11月までは、関東地域にある協力教会等を拠点とし、関東地域の諸教会を訪問させていただく予定です。
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